タマと三納は牧野家を訪れた。
「特売で買ったお茶ですが。」
千恵子はタマと三納にお茶を出す。
「「ありがとうございます。」」
「今日は一体なんのご用件ですか?
つくしからは就職が決まった話と引っ越しの話は聞いていますが、まさかそれがなくなったとか?」
「いえ、本日はお願いがあってきました。牧野様の活力になるようにお母様には牧野家の家庭料理のレシピをぜひ教えてほしいと思っております。」
「うちの家庭料理ですか?」
「はい。これから一人暮らしと学生と社会人。
二足の草鞋を履くわけですので、精神面で支えになるように陰ながらサポートしたいと考えております。」
「大それた料理はないですけど、書き留めればいいですか?」
千恵子は顎に手をあて、首を傾げながら答えた。
「はい。引っ越しの日の朝に私に渡してほしいと思っています。時間があまりなくて申し訳ありません。」
一礼する、三納に千恵子は笑った。
「わかりました。あの子には苦労ばかり掛けていますからね。
道明寺様と結婚できなくても道明寺に就職決まっただけで丸儲けですからね。」
ニヤニヤ笑う千恵子。
「坊ちゃんは何が何でもつくしを嫁にもらうつもりだよ。」ありゃ逃げれないねぇ。
ニヤニヤ笑うタマ。
「あらまぁ。それは万々歳ですわぁ」
千恵子は口元を覆い、目を¥にして笑った。
牧野様の優秀な遺伝子はどこらから来たものなのかと疑問が残った三納であった。
牧野家を後にしたタマと三納。
「つくしに私がしてあげれることはなんだろうねぇ。」
タマは邸に帰る道中考えながら、帰宅した。
タマは、明日つくしのマンションに備品等を運ぶ準備をしながら、つくしの性格から居ない間に毎日清掃、ベッドメイキングに入るのは嫌がるだろうと思い、シーツなどを多めに準備する方向で作業をすすめた。
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